焼成しているのに「未焼成カルシウム」と表記される理由
- ardesign

- 2025年9月9日
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「焼成しているのに、なぜ未焼成カルシウム?」
よくいただく質問に、焼成しているのになぜ未焼成カルシウムなのか、という点。
結論は、表示は製造方法ではなく主成分の構成比で決まるからです。
本記事では、その根拠と機能設計をわかりやすく解説します。

未焼成カルシウムは成分構成に基づく名称
炭酸カルシウム(CaCO₃)が51%以上含まれていれば、未焼成カルシウムと表示できます。製造工程に焼成の有無があっても、主成分がCaCO₃で所定比率以上なら表示は適法です。
表示分類 | 主成分 | pHの目安 | 一般的な印象 |
未焼成カルシウム | CaCO₃ 51%以上 | pH9前後 | 穏やか |
焼成カルシウム | CaO(酸化カルシウム) | pH12〜13 | 強アルカリ |
このルールに照らすと、焼成を行っていてもCaCO₃が51%以上残存していれば、未焼成カルシウムの表示することがわかります。
ハイドロシェルでは、敢えて未焼成カルシウムに
ハイドロシェルは、ホタテ貝殻末などの天然素材ベースを適温で焼成しています。
次の効果をねらった中庸の設計です。
有機物・不純物の分解除去(安全性と均一性の向上)
CaCO₃は51%以上しっかり残存(表示要件を満たす)
一部CaOが生成し、水中で高pHを実現(機能性・反応性に寄与)
結果として、表示上は未焼成カルシウムでありながら、機能面では高pH・高反応性を備える独自の水素サプリメント原料が誕生しました。
焼成しても高い還元性を保てる理由
一般的な高温焼成では反応性が落ちがちですが、中庸温度にコントロールすることにより、以下の還元性を担う要素を意図的に残します。
還元性金属イオン(Fe²⁺, Mn²⁺ など):Fe³⁺が部分的にFe²⁺へ移行し、NAD⁺などの電子受容体へ電子供与
低酸化状態の鉱物(例:FeO, MnO):完全酸化に至らない中間酸化状態は電子供与性を保持
炭素系還元物(微量の炭素残渣):ORP(酸化還元電位)を押し下げ、水中反応性を底上げ
未焼成と焼成、最適解のバランス設計
表示:CaCO₃が51%以上で未焼成カルシウム
プロセス:中庸焼成で不純物を整理しつつ反応性を温存
機能:高pHと還元性を両立。金属イオン、低酸化鉱物、炭素残渣の複合効果
評価:NAD⁺試薬で高い電子供与力を確認
これこそが、水素原料ハイドロシェルの最適設計の強みです。
取得済みのエビデンスに基づいた、信頼性・体感性・安全性を兼ね備えた設計。
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