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水素サプリの発生量と反応量は別物? ― ガスクロマトグラフィー(GC)とNAD⁺試薬検査の違い

  • 執筆者の写真: ardesign
    ardesign
  • 7月31日
  • 読了時間: 3分

更新日:8月5日


水素サプリメントの機能性を評価するうえで、よく使われる2つの検査があります。

それが「ガスクロマトグラフィー(GC)」と「NAD⁺試薬検査」です。

どちらも水素がちゃんと出ているかを見る検査ですが、実は測っているものも意味も全く違います。



ガスクロは水素ガスの量を測る



ガスクロマトグラフィー(通称ガスクロ)は、原料から発生した水素ガス(H₂)の総量を測定する装置です。


たとえば「100ppm」という数値が出た場合、それはこの原料から100ppm分のH₂ガスが発生したという意味になります。これは「水素が発生している証明」であり、物理的に放出された水素分子の総量を定量化したものです。


ガスクロマトロフ本体 (GC-2010)
ガスクロマトロフ本体(GC-2010 / SHIMADZU)


NAD⁺試薬検査は水素が働いたかを測る



一方、NAD⁺試薬検査では水素分子が体内で電子(e⁻)を放出し、NAD⁺をNADHへ還元する反応を評価します。これは「水素が体内で“働ける状態”だったか」を見る検査で、抗酸化反応やミトコンドリア活性など、水素の生理的機能と強く関係します。


ここでは、実際に電子を渡せた水素だけが“働いたと見なされるため、ガスクロと違い、水素の質や反応性が評価されるということです。


NAD⁺試薬検査の吸光度測定に用いる機器 (Solidspec-3700)
NAD⁺試薬検査の吸光度測定に用いる機器 (Solidspec-3700 / SHIMADZU)


■ 例えるなら「存在する水素」と「働く水素」



この2つの検査を簡単に例えるなら:


  • ガスクロ=水素の人数を数える(→総量での数)

  • NAD⁺検査=水素がちゃんと働いたかを見る(→作用した数)



水素がたくさん出ていても、働かなければ意味がありません。

逆に、水素ガスとして検出されなくても、体内で電子を渡す力があれば「働く水素」と言えます。




■ ガスとして出ないが働く水素も存在する



実際、ある水素原料ではガスクロで水素ガスが検出されなかったのに、NAD⁺試薬で還元反応が確認された例もあります。これは、微量の還元性構造や電子を供与できる状態があったためと考えられます。


つまり、目に見えるH₂ガスがなくても、電子として反応する“見えない水素”が存在する可能性は十分にあるのです。




■ だからこそ、多角的な検査が必要



水素原料・サプリメントの機能性を正しく評価するためには、


・どれだけ水素ガスが出たか(ガスクロ)

・どれだけ体内で反応したか(NAD⁺)


発生量と反応量など、さまざまな検査を行うことでより信用性の高い評価を得られていくと考えております。




■ おわりに



このように「存在」と「作用」の両面からの評価が重要な中、ardesignではガスクロマトグラフィーによる水素発生量の測定だけでなく、NAD⁺試薬を用いた反応性の検証も実施。


また、桐蔭横浜大学との共同研究により、ミトコンドリアでのATP産生量や酵素活性の変化といった実際の生理作用についてのエビデンスを中間報告にて得られており、素材の有効性が着実に裏付けられています。


水素原料「ハイドロシェル」、ぜひ貴社の製品開発・OEMなどにご活用いただけましたら幸いです。

ご関心をお持ちいただけましたら、サンプルや資料のご提供も可能ですので、お気軽にお問い合わせください。

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